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恵まれない子どもたちの支援
世界でいちばん美しい村の姉妹編、海のいちばん美しい村・インドネシア、ラマレラ村の恵まれない子どもたち支援のため、緊急募金をすることにしました
くじらびとの村、ラマレラは人々が海の幸の物々交換で生計を立てている素朴な村です。危険な漁では命を亡くしたり、ケガをすることもあり、働き手を失った家庭には何の社会保障もありません。 そんな恵まれない家庭の子どもたちを支援するため、この春建造されるくじら舟のエンジンを購入することにしました。購入金額は運搬費を入れて25万円です。(ちなみに石川はこれまで事故の犠牲者の救援費用、見舞金、新しい船の建造補助などで20万ほど私費で出しており、これ以上の個人的支援は困難になりました)
船の建造エンジンを保有することで漁の獲れ高の分配を毎回受けることができ、受け取り先を小さな子どもを抱えた寡婦や貧しい家庭にすれば間接的支援ができるからです。

一度の支援で10数年の支援に!
この募金の素晴らしいところは一度募金すればエンジンが稼働する限り10数年も貧しい家庭に海の恵みが分配されるということです。こんな素晴らしい支援はまたとないチャンスと考え、募集することにしました。募金はお礼の材料費、送料を除き、全額エンジン購入資金にします。5千円以上以上募金してくださった方にはネパールの「世界でいちばん美しい村」卓上カレンダー(4月始まり)を差し上げます。
表紙を入れて全部で13ページです。
撮影は監督であり、写真家の石川梵。
プナムやアシュバドル、そして世界でいちばん美しい村のメモリアルカレンダー新作です(写真は2018年版)
追記
2019年3月初旬、集まった支援金を持参し現地へ支援活動に行ってきました。
支援活動は5つの家族を選定するところから始まりました。
元村長で今は私の右腕として活動してくれているジェポに協力してもらい、寡婦の家庭3組を含む5組の家庭を訪れ面談しました。
ほとんどの家庭がとても粗末な家に住んでいるのですが、こどもたちの笑顔に救われます。みんなとても喜んでくれ、お昼のとうもろこしを分けてくれるところもありました(米が買えない)
ラマレラでは、鯨が捕れたときに寡婦には、とても有利なレートが鯨肉を分ける慣習があるのですが、それでも交換してもらえなかったり、とうもろこしを差し出しても突き返されたりすることもあるそうで、「もう2度ともらいにいかない」と語る寡婦の方もおり、サポートの必要を感じました。私のプロジェクトについて初めは実現するのか懐疑的だったのですが、すでに進行していること、ジェポが管理してくれるということで信じてもらえたようです。
5家族の選定を終えたのち、エンジン購入の資金をジェポに手渡しました。彼はラマレラでは数少ない全幅の信頼がおける友人です。ジェポは弟に依頼、ジャカルタに発注し、船外機の購入と運送の手はずを整えてくれました。
ちなみに今回の総募金額374,675円 (paypal手数料引後)
ここから特典のカレンダーの印刷代+送料の9万円を引いた284,675円が実質募金額になります
エンジンの購入費はいいものをということで、ヤマハの純正にしました。購入費26万円。これに輸送費がかかるとのことで当初よりもやや高額となりました。
輸送費の詳細は、4月末の訪問時に明らかになるそうで、2、3万ではないかと言われています。
また、新しい船の建造費が不足しているとのことで約5万円を寄贈することになりました。
ちょっと予算オーバーになってしまいましたが、その後の経過と合わせ、次回の訪問の際、また報告したいと思います。
船の方は、ほぼ完成し、あとは様々な儀式を経て5月からの出漁が始まります。
ジャワテナという船ですが、出漁がとても楽しみです。
今回買う船外機が、十数年に渡り貧しい家庭の子どもたちに海の幸を運んでくれます。その様子や子どもたちの成長も引き続きお伝えしていきたいと思います。
どうもありがとうございました。

問い合わせ先
石川フォトオフィス  lamafa@me.com